2011年6月30日木曜日

20110708



東日本大震災復興支援「Arts Action 3331」参加企画
チャリティーライブ「3, 1 and 2」

(読み:さんといちと、あとふたり)
日程:2011年07月08日(金)18:00~21:00

料金:無料(当日ご紹介する支援先に募金をお願いします。)

会場:1F コミュニティスペース
出演 : 佐藤美紀(ダンスコーディネイト)、SONTON、永岡大輔、VOQ+松本力 ほか
<構成>
18:00 VOQ+松本力によるパフォーマンス
18:20 ダンス
18:30 SONTONによるパフォーマンス
18:50 ALL
19:10 東日本大震災復興支援団体のご紹介
19:30 ダンス
19:40 VOQ+松本力によるパフォーマンス
20:00 SONTONによるパフォーマンス
20:20 VOQ+永岡大輔による合唱、ALL
20:45 終わりの挨拶
ーーー
多くの人々が多くの人々を失う時に、自分の生き方のいままでとこれからが続いていることを考えていた。人は社会の中で、大勢の中の一人として、誰かと誰かと三人以上でいるときと、その誰かと別れて家路をたどって、それから家で一人でいるときと、または、夫婦、恋人、親友、親子など、二人でいるときに、どのように自分で在るか。
自分は絵を描くから、それに依って他者にとっての自分の在り方をはかってきた。自分は自分で在るか。そんな独りよがりな心の願いだから、自分の気持ちを隠したり、うまく伝えられなかったことのほうが多かった。そして、ずいぶんと固執していることがあることも知った。自分が、失ってしまったと感じたり、気がつかなかったうちに過ぎ去ってしまっていたと考えていたものが、今までもこれからも変わらずに在ったことを考えた。いままでどれだけ多くの人との関わり合いの中で生きて来られたかを考えたら、自分だけは自分の全てを知っているかなんて、答えられない。自分が自分でいられるのは、ほんの一瞬でしかない。誰かがまなざしをくれているときだけだ。
原発事故のことから身近なことまで、いろんな人の属性からお互いの関係性が露呈して、噴出して、でも人が人を責めきれないときに、相手のことを考えることで、自分がそのことに向き合えているのかどうかに直面することがあった。自我なんてなかったとしても、人と人はどのように違うのか、また、違わないのか。表現をして作品をつくるときに、そのことをいつも考えていたり、忘れてしまったりする。でもぼくは、人を過去に連れていくものが、同時に未来から連れ戻ってきてくれるものだとも想っている。人が、自らの夢の中に飛び込んでいくことが、その人の未来をつくっていくことになるかもしれない。人にはそれぞれの時間がながれていると、親しい人がぼくに話してくれた。
このライブは表現者としての友人がその友人を招いて、それぞれの時間を交叉させるパフォーマンスをするもので、その、お互いを観る時間のなかで、多くの人にながれている時間のつながりを想像していく場にしたいとおもう。
企画者・松本力
佐藤美紀|Miki Sato

ダンサー・振付家 / プログラム・コーディネーター
2004年までperformance unit nestの振付家兼ダンサーとして国内外の公演に参加。一方、サイトウキネンオーケストラをはじめ、カナダやオランダ、香港にて複数のプロジェクトでダンサーとして活躍。03年アジア欧州基金主催「ダンスフォーラム」(シンガポール)にて、自らの振付システムをレクチャー&デモンストレーション。05年《vanishing points》発表。オンステージ新聞評論家投票による新人振付家に選出される。06年新国立劇場DANCE EXHIBITION委嘱作品[c-e]発表。07年スペイン、ドイツにてワークショプ講師、作品発表を行なう。現在はスタジオアーキタンツのプログラム・マネージャー、Body Arts Laboratory(BAL)のプログラム・コーディネーターでもある。8月6日、浅草アサヒ・アートスクエアにて建築家ヨコミゾマコトによる空間設計にて5年ぶりの新作発表。
http://satomiki.com/
http://bodyartslabo.com/wwfes2011/festival/architecture.html
SONTON

川西隆史、徳倉沙季、中川弘之の3人による立体インスタレーション、サウンドインスタレーション、ペインティング、自作楽器演奏などジャンルを越えて表現活動を行うプロジェクトユニット。2005年に結成。キオスクや宇宙船に着想を得たインスタレーション作品や、おもちゃの楽器や廃品などのガジェットを素材にした自作楽器を各地で発表。それらを用いたサウンドインスタレーション、パフォーマンスなども展開している。
http://www.geocities.jp/sonton_toy/
永岡大輔|Daisuke Nagaoka

現代美術作家。1973年、山形生まれ。東京在住。ウィンブルドンスクールオブアート修士修了。映像、平面作品を中心に、個人やコミュニティーといった移ろい行く境界線上にあらわれる世界を表現している。国内外の展覧会において作品を発表。近年では、バルセロナ・アート・コンテンポラリーフェスティバル2010、『JAPAN VIDEO WINDOW』Galerija DUPLEX/10m2(サラエヴォ)、『イメージフォーラム・フェスティバル2011』等に参加。
Facebook:http://www.facebook.com/profile.php?id=1208832362
VOQ(ボック)
オルガノラウンジのボーカルとして活動。2010年よりソロ名義VOQ(ボック)をスタート。歌詞をすらすら書けるようになりたい。いま読んでる本は「分福茶釜」「音楽の在りて」「生の短さについて」「グッド・バイ」。http://www.myspace.com/v0q
松本力|Chikara Matsumoto

絵かき/映像(アニメーション)作家。1967年、東京生まれ、在住。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン専攻卒業。一コマずつのドローイングと透過光を加えたビデオ撮影のアニメーションの制作で、絵による映像表現を目指している。異ジャンルのアーティストとのコラボレーションも多く、演劇、ダンス公演での上映や、特に音楽家「オルガノラウンジ」「VOQ」のライヴに参加し、映像と音楽の音像空間表現を行う。映像作品の国内外での展示や、手製映像装置「絵巻物マシーン」シリーズを用いたワークショップを商店街や病院、学校などで子どもたちと積極的に実施している。『イメージの手ざわり展』横浜市民ギャラリーあざみ野、『第3回恵比寿映像祭 デイドリーム ビリーバー!!』東京都写真美術館、映像作品上映会『MOVING』京都シネマ等に参加。
http://chikara.p1.bindsite.jp/
主催・お問い合わせ:松本力
teo_chikara(at)ybb.ne.jp
※(at)を@にかえて送信してください。

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